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設置事例詳細

F社 本社工場 震災復旧工事

カテゴリー名 その他
施工 2012/06/15
機種 F-170R
地域 福島県
業種 精密機器製造

① 震災で大きな被害を受けられた工場の復旧工事です。
表し天井(CH=5200)で3000㎡を超える大きな空間で鉄骨にエコシルフィを抱かせています。

② 103台のファンをFL+4300の位置に設置して冬季の底冷えで冷え切った工場の暖房効率改善を目的に導入いただきました。

③ 地震の揺れにも落下しないように十分な固定方法を採用しています。

④ 専用制御盤です。15エリアの分割制御で事務所PCからも
制御できます。

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F社 本社工場震災復旧工事 効果計測
立地・面積 約3000㎡ 天井高さ 5.4m
設置機種 F-170R ×103 計測日 2012/12/08
6月に竣工し冬季暖房運転時の風速を暫定設定しておりましたので、本格的な冬季暖房運転時期を迎えて効果の確認計測と風量調整を行いました。
【効果計測グラフ】
当日は外気温0℃で雪の降る寒い一日でした。
計測は上写真の様にポールを立てて温度センサーを6点に配置して垂直温度分布を計測する方法といたしました。(グラフは2点のみです)

前日終業後から計測を開始していましたが、工場内は13.5℃付近まで一律に気温低下しています。

エアコン暖房運転(24℃)を1時間実施しますと、床面とFL4.1mで温度差が4.5℃に開き、床温度は16℃付近から足踏み状態で昇温致しません。そのうちにエアコンのサーモが機能してコンプレッサー停止しますので床温度の昇温には相当の時間を要することが推測されます。

次にエコシルフィを併用で1時間運転致しました。床温度は平均4.5℃上昇して温度差も1℃程度に圧縮されました。高天井の工場上部に熱だまりを形成していたものが一気に足元に搬送されて暖めている様子が解ります。

更に1時間エコシルフィの運転を中止してエアコンのみの運転を行いましたが、床温度は3℃ほど下降して上下の温度差も4℃と開いてしましました。


原発の停止に伴い冬季の電力不足からの節電が叫ばれています。
もともと存在する空調熱を有効に、必要な足元に還流させるだけのシステムですがその効果は大きいと考えます。上手に運用いただいて温熱環境改善と省エネの両立を図って頂きたいと思います。


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